2026/09/06 18:10






私がまだ幼く、幼稚園くらいの頃、アルメニアの家の近くを時々ロマの一団が通っていました。どこから来て、どこへ行くのかは分からなかったけれど、私はいつも彼らに強く惹かれていました。
大きなテントを張る彼らの姿は、私にとってまるで別世界。色鮮やかで、自由で、普段の生活とはまったく違って見えました。
両親には「そんなに近くをうろうろしていたら、さらわれちゃうよ!」と言われていました。
でも私は怖がるどころか、わざと近くをうろうろして、どうにか私に気づいてもらおうとしていました。
私は本気で、ロマの人たちにさらわれて、ロマの女の子になりたいと思っていたんです。
ところが、彼らはなぜか私には全然興味を示してくれませんでした。たぶん、私も同じように褐色の肌と黒い髪だったので、「こんな子は珍しくない」と思われていたのかもしれません(笑)。
私が惹かれたのは、鮮やかな布、アクセサリー、音楽、動き、そして何より自由な雰囲気でした。
その後、モスクワのレストランで働いていた頃、私と一緒にロシアのロマの人たちも働いていました。そこで初めて、ロシアのロマならではのファッションや美意識を身近に感じました。
鮮やかなスカーフやショール、長いスカート、たくさんのアクセサリー、華やかな色の組み合わせ。そして、身体の動きに合わせて布が美しく揺れること。
今でも私は、こうしたスタイルが大好きです。
そして面白いことに、自分でロマ・スタイルのアイテムを身につけると、少しだけ自分が変わる気がします。
いつもより少し大胆に、自由に、そして軽やかに。
まるで、普段より少しだけ自由な自分になれるような感覚です。
だから私は、こうしたスカーフやショールが大好きです。
ベリーダンスでは、腰に巻いてヒップスカーフのように使うこともできます。身体の動きに合わせて布が揺れ、腕の動きやターンをより美しく見せてくれます。
もちろん、ステージだけで使うものでもありません。
肩にさらりとかけたり、普段の服に合わせたり。一枚加えるだけで、いつものシンプルな街のスタイルに色と動き、そして少しの大胆さが生まれます。
今回ご紹介するのも、そんなふうに自由に楽しめる一枚です。
花柄とペイズリー柄、そして長めのフリンジが印象的な大判スカーフ。肩に羽織るだけでなく、腰に巻いてベリーダンスのヒップスカーフとしても使えます。
ダンスのためだけではなく、普段のファッションにも。
一枚のスカーフで、いつもの自分を少しだけ変えてみませんか?